虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
電車に乗ってからは、色んな話をして、最近落ち込んでて見れなかった笑顔も見れてなんか嬉しかった。
少し流星に近づけた気もした。
そう思うと少し嬉しくなった。
そして学校に着いて校舎に向かってたら、麻由の姿が見えた。
「大丈夫だよな。」
「ん?なんかいった?」
「あ、いや何にも?」
麻由は俺らに気づいて俺らのところまで歩いてきた。
「そのツーショットはレアだね!(笑)」
「麻由、おはよ!」
流星はいつも通り麻由に話しかけた。
「おはよ。」
でも、麻由は案の定機嫌があんまり良くなかった。
「麻由、おはよ。たまたま一緒になって、どうせだから一緒に来たんだ。」
「あ、そうなんだ?流星、ずるいー!」
麻由は笑って、流星の肩をたたいた。
「ごめん、麻由!じゃあ、私は先に行ってるね?あとでね!」
流星は苦笑いを浮かべて、走って行ってしまった。
あぁ…傷つけちゃったかな。
「晴ー、私も一緒に行きたい。毎日駅で待ち合わせない?」
「あ、うん、いいけど。」
そうきたか…
「やった!」
「流星も一緒でいいか?」
「いいけど。晴、流星のこと好きなの…?」
迷った。今言うべきか…でも、ちゃんと話さなきゃいけねー。
「そう見えるか?(笑)」
俺は軽く流した。
「それじゃ、俺行くな?竜也待ってるし!」
「あ、うん、またね!」
そうして麻由と別れて教室に向かった。