虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
ホームルーム開始のチャイムがなって、私は急いで教室に行った。
あぁ、遅刻扱いだ…。
「おーい、宮野ー。もう少し早く来〜い。」
「はい、すみません。」
先生に注意をうけて席に着いた。
それからもずーっとぼーっとしてて。
先生の話なんて頭に入らなかった。
ホームルームが終わって麻由と希が私のところにきた。
「流星が遅刻なんて珍しい!どうしたの?」
あっ、希は知らないのか。
「ちょっと、お腹痛くてトイレ行ってた。」
「大丈夫?」
麻由が心配してきた。
あぁ。嘘ついちゃった。
それからの授業もなにも聞けなくて。
ぼーっとしたまま学校が終わった。