虹に願いを〜君に出会えてよかった〜






ホームルーム開始のチャイムがなって、私は急いで教室に行った。









あぁ、遅刻扱いだ…。









「おーい、宮野ー。もう少し早く来〜い。」









「はい、すみません。」









先生に注意をうけて席に着いた。









それからもずーっとぼーっとしてて。









先生の話なんて頭に入らなかった。









ホームルームが終わって麻由と希が私のところにきた。









「流星が遅刻なんて珍しい!どうしたの?」









あっ、希は知らないのか。









「ちょっと、お腹痛くてトイレ行ってた。」









「大丈夫?」









麻由が心配してきた。









あぁ。嘘ついちゃった。









それからの授業もなにも聞けなくて。









ぼーっとしたまま学校が終わった。











< 39 / 75 >

この作品をシェア

pagetop