虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
ご飯は喉に通らずなにも食べなかった…。
考えるのは、晴のことばかり…。
心配かけるのは…嫌だけど。
いつも私を思ってすぐ助けてくれる晴が好き。
頭をいつもポンポンってしてくれる晴が好き。
気づいたらいつの間にか…私は晴に夢中で、晴だけ見てた…。
”麻由の友達”だから私に優しくしてくれただけなのに。
どんどん晴を好きになっていく自分が怖い。
諦めなきゃいけないのに…。
そのまま授業も集中できないまま学校がおわった。
「流星!今日、竜也バイトだから一緒に帰ろ!早く帰らなきゃいけたいんだったよね?」
「いいよ!うん、そうなんだ、ごめんね。」
「いいよ?なら帰ろっか!
あ、麻由〜!麻由も一緒に途中まで帰る?」
「あ、いや、まだ学校に残るからいいや!」
「そっか。わかった!流星行こ!」
「うん。麻由、またね!」
「ばいばい!」
そして私たちは2人で帰った。