虹に願いを〜君に出会えてよかった〜
「ただいま。」
「るーちゃん、おかえり!」
家に帰ると空が玄関に走ってきてくれる。
「空、宿題は終わった?またママに怒られるからねー?」
「うーん、分からないとこがある。」
「教えてあげる。着替えてくるから待って!」
「ありがとう、待ってる!」
こんなに可愛いのも今だけなのだと思うとなんだか寂しい気がする。
私は着替えて、それから宿題を教えた。
「テスト前だし、私も勉強しなきゃ…」
「るーちゃんのテストは難しい?」
「うん、ちょー難しい!嫌になっちゃう。」
「なら僕は高校生なーらない!」
「嫌でもならなきゃいけないよ(笑)」
「えー。」
「苦労するのが嫌なら今のうちから頑張れ!」
「はーい。分からない時は教えてね?」
「もちろん、いいよ。」
宿題が終わって私は空とおやつを食べた。