君と恋の歌
家に帰ってすぐにDVDを見ると、同じピアニストの役をやるだけあって、すごくイメージを掴みやすいものだった。
塩谷美帆…
いいライバルになれるかもしれない。
もちろん役の中でもだけど、役者としてもそんな気がする。
ついつい集中してしまって、練習もしていたら時間は9時を過ぎていた。
「いくか…」
久しぶりに行くから、空に会えるといいな。
そう思いながら、今日は飲みたい気分だったからタクシーに乗ってバーに向かった。