君と恋の歌

うそだろ。


なんで俺たちは、こんなにタイミングが悪いんだ。


どっちに向かったのかもわからないまま、俺はひたすらに走った。


最後に会った日を思い出す。


そして、さっきのハルさんの言葉も同時に頭に浮かぶ。


“さっき、空が来てたんだ”


聞きたいことはたくさんあるんだ。


歩道橋の上にたち、全体を見渡す。
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