君と恋の歌
たくさん習い事もしてきたのに、私は店には必要ないからって専門学校に通って…
それなのに、お姉ちゃんがいなくなったら空に継いでもらう、なんて…
でも…そのときだって空は、イヤなんて言えなかった。
だって、お店が大好きだったから。
お父さんは厳しかったけれど、空が小学校に入るまでは、日本でたくさん美味しいものを作ってくれた。
お母さんはいつも優しくて、空の帰りを待っててくれた。
おじいちゃんと、おばあちゃんはいつも空とお姉ちゃんを応援してくれた。