君と恋の歌
初めての
「空…おはよう」
「うん、おはよう」
朝、目を覚ますと目の前に空がいた。
空と俺が付き合うようになったのは、つい2週間前のことで、空はまた前の部屋に住んでいた。
空は春から保育士として働くことになって、今は近所の保育園でアルバイトをしてる。
「今日はゆっくりできるんだよね?」
「うん。空といる」
まだ眠そうな空を抱き締め、もう一度目をつむる。
好きな人が隣にいることが、こんなに幸せなことだということを、空を好きになって改めて感じた。