君と恋の歌

そんなことを思いながら、空の作ったご飯を食べていると、ふと視線を感じた。


顔をあげると、空が黙って俺のほうを見ていた。


「どうかした?」

「ううん」


そう言いながらも、空が優しく微笑むから少し気になる。


「…」

今度は俺が空をじっと見つめる。


視線に気づいた空が顔をあげて、目が合うと耳を真っ赤にした。


「どうしたの?」
< 285 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop