君と恋の歌

「おう、おやすみ」


「おやすみ」


店を出て車に乗り込み、ベルトを閉めてから考える。


手ぶらでお祝いに行ってもいいんだろうか?

誕生日だと知ってるのに、なにも渡さないのはさすがにないんじゃないか?


でも、若い子が欲しいものなんて知らないしな…


とりあえず明日、准くんに聞いてみよう。


そう思いながら走り出した。

< 36 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop