君と恋の歌

「あ、空太さん!お久しぶりです。今年もよろしくおねがいします」


「こちらこそよろしく。それから…誕生日おめでとう」


「ありがとうございます」


そんな会話をしていると、アキに背中を押されてカウンターに座らされた。


「はい、どうぞ」


俺の前におかれたいつものお酒と、空ちゃんの目の前におかれたピンクのお酒。


そっか。

二十歳になったから、これが初めてのお酒だ。

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