貴方に癒されて
貴方の優しさに癒されて




私は営業部の主任のサポートをしている。
今日は主任は出張中で会社には居なくて、そんな日に限ってクレームがあり、残業になってしまった。


時計を見ると午後八時半を回っていた。
仕事がやっと終わったのに、疲れていた私は深くため息を吐いて、電源を落したパソコンの画面を見つめた。


私は立ち上がり給湯室に向かうと、自分のマグカップにコーヒーを入れて、また自分のデスクに戻った。


「お疲れ!今日は大変だったな?
もう皆帰っちゃったし今は俺とお前の二人きりになっちまったな?」


「お疲れ様!久しぶりかもこんな時間まで残業とか。」


私はコーヒーを飲むと自分のデスクに置いた。


「そうだな!お前はいつも俺を置いて先に帰ってしまうからな。
だけど俺はお前の頑張ってる姿をいつも側で見てる。

おいで!今は誰もいないんだし俺が癒してやるから。」


「ありがと…誰も居ない時くらいは貴方に甘えてもいいよね?」



そう言った私は彼の膝の上に座わった。








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