神様いるなら
ある日の出来事
入学式も終わり、クラスも慣れてきたある日。

思いもよらないことが起きた。

いつものように廊下で夢歩の惚気話を聞いてたんだ。


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「そしたらね、俊哉がね……」



ガシャーン!!バリン!


窓ガラスが割れた…?

痛い…何?何が起こったの?

頭に凄い激痛が走る。

………………………………………………………


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「千華!千華!!!」

『山原!』

凄い大きい声と泣いている声が聞こえる?

保健室?ベッド?

あれ?

何?どうなったの?

あれから覚えてない。でも、

今も頭がすごく痛い。

「ん…?」

「千華!?大丈夫!?あんた3時間ずっと寝てたんだよ!」

夢歩が顔をくしゃくしゃにして泣いてる。

あとは…藤谷くん!?

「私…私どうなったの?」

『俺らがボールで遊んでたんだ…それが窓ガラスに勢いよくぶつかって…

それでちょうどお前の頭にぶつかったんだ…ごめん…俺…』

「う…ううん…だ、大丈夫です…。」

保健室の先生もずっと隣で見てくれてたんだって。

「窓ガラスで怪我しなかったのが不幸中の幸いね。

長い間寝てたから心配したけど…よかったわ」

その日はもう授業も終わってたから担任の先生が送ってくれた。


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