私に触れるあなたの温かい手
「…謝りに来た」

「…ぇ…?」

咲月くんの顔見る
大丈夫と笑顔を向けてくれた

そして俊と向き合う

「…俺……咲月のいうとおり咲月に妬いてた」

「…妬いて、た…?」

私とは目を合わせず髪を触る
一体どういう意味か分からず混乱する私

「…俺といる時よりも…咲月くんがいる時のほうがちーは…楽しそうだし…俺よりも仲良いし…その…不安…になって…」

いつものクールな俊とは違って落ち着きがない

「…本当は……素直に…妬いてるって言えばよかったのに…ちーが思ってる俺のイメージ…壊したくなくて…それで…つい……」


「…別れよっていったの……?」


「…あぁ…ごめん」

な、何それ…
何それ…ヤキモチ…?
何それ……

「…な、何それ…」

「ち、ちはるちゃん…?俊もこー言ってるんだし仲直り「…ざけんな…」

「「え?」」

「ふざけんじゃないわよ…!
何がイメージ壊したくないよ!!
何がヤキモチよ!!
何がついよ!!
私の気持ちは?ねぇ?私への気持ちは何も考えなかったの?」

「そ、それは…」

「ち、ちはるちゃん?落ち着こ?ね、落ち「ごめん咲月くん。ちょっと黙ってて!」

「はい。」

キッと俊を睨んで攻める

「そりゃあ?初めは一目惚れで容姿に惚れたんだけどさ、今もそうだと思われたら違うからね!私、俊と付き合ってたくさん俊の事知って、知っていくうちにどんどん惹かれて…
外見なんてイメージなんて関係ない!俊が好きなんだよ!俊が好きなの!!」

「……ッ」

「気づけよ!!てかそんなに私を想ってるなら離すなよ!!ちゃんと言葉にしろ!勇気出してよ!嫌わないから!こんなにも好きなんだからそんな事言われて嫌うはずないでしょ!ばか!」

悔し涙か嬉し涙かわからない涙が溢れてぐちゃぐちゃ

「もう…!せっかく咲月くんに慰めてもらったのにどうしてくれ…キャッ!」

その後の言葉は俊に抱きしめられて言えなかった

「…ごめん。ごめん…」

「…謝るならはじめからするな…ぅ…ッ」

ぎゅっときつくきつく抱きしめられた

「…ごめん…」

「うん」

「俺ちゃんと言葉にするから…」

「うん」

「行動に示すから…」

「うん」

「…もう離さない……」

「…ッ……うん…ッ!」

「すき…好きだよ、ちー」

「…わ、わたしも…ッ」
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