幼馴染みの期限
「はぁ?小さい男だって?……お前、人の事言えんのか?恋人が昔好きだった人と再会すんのが気になって、こんな所まで引っ付いて来るヤツのほうがよっぽど器が小さいだろうが」
「……はぁ!?私はね、美桜の事が心配でーー」
「だから、本当に好きで信じてるんだったら、こんな所までしゃしゃり出て来ないで、黙って見守ってろよ」
「……なっ、何よ!その言い方!」
梓さんも歯に衣を着せずに物を言う人だろうと思うけど、広海だって相手が誰だろうが関係無くずけずけと物を言うから、初対面とは思えないくらいに、二人の間にはバチバチバチッと火花が散りまくっている。
真剣な表情で言い合いをしている二人には悪いんだけど……
まるで昔の美桜と広海のようなやり取りに、思わずフッと表情がゆるんでしまった。
クスッと笑ってしまった私と、しょうがないなぁと呆れた顔をしながらもやっぱり笑っている楓さんの横で、何故か美桜だけは表情を曇らせていた。
「……はぁ!?私はね、美桜の事が心配でーー」
「だから、本当に好きで信じてるんだったら、こんな所までしゃしゃり出て来ないで、黙って見守ってろよ」
「……なっ、何よ!その言い方!」
梓さんも歯に衣を着せずに物を言う人だろうと思うけど、広海だって相手が誰だろうが関係無くずけずけと物を言うから、初対面とは思えないくらいに、二人の間にはバチバチバチッと火花が散りまくっている。
真剣な表情で言い合いをしている二人には悪いんだけど……
まるで昔の美桜と広海のようなやり取りに、思わずフッと表情がゆるんでしまった。
クスッと笑ってしまった私と、しょうがないなぁと呆れた顔をしながらもやっぱり笑っている楓さんの横で、何故か美桜だけは表情を曇らせていた。