(続)病弱女子とお医者様
結局熱が下がっていた日向葵。

マスクをつけるという条件で
咲の病院に行くことにした。

やっぱり子供の回復力は
凄いなとつくづく思う。

葵結を迎えに行って、
咲の病院へ行く。

結「ママ~!」

咲「あっ、葵結!それに日向葵も!
  日向葵熱下がったの?」

日「うん!パパのお粥
  おいしかった!」

咲「いいなぁ、私も久しぶりに
  葵のご飯食べたいな…。」

 『退院したら作ってやるよ。』

咲「本当?約束だよ?」

目を輝かせている咲。

 『少しお腹出てきた?』

咲「そうなの。今は大分吐き気とかも
  なくなってきて、食べれるように
  なって、お腹が大きくなって
  きたの。」

 『じゃあ退院の日も近いな。』

咲「だといいな…。」

ちょうどいいタイミングで
藤先生が来た。

藤「咲さん具合はどうですか?」

咲「もう元気で暇しています(笑)」

藤「それなら明日検査をしてみて
  異常なかったら退院しても
  いいですよ?」

咲「本当ですか?」

藤「えぇ、家には葵先生という
  優秀なお医者様がいますしね。」

結「ママお家帰ってこれるの?」

咲「まだわかんないけどそうみたい!」

結「やったぁ~!」

 『喜んでいる葵結のためにも
  何もないといいな。』

咲「うん。」

結局検査しても異常がなく
退院できた咲。

日向葵や葵結が喜んだのは
言うまでもないだろう。

【葵】END
< 25 / 67 >

この作品をシェア

pagetop