（続）病弱女子とお医者様

―次の日

今日は葵と検診に行く日。

検診のときにはなるべく
休みを取ってくれている。

日向葵と葵結のときには
行けなかったから余計に
行きたいみたい。

だから、私も何も言わない。

朝ご飯をみんなで食べて、
歩いて病院に行く前に保育園へ
みんなで行く。

先「あれ？今日は家族皆さんで
　　来たんですか？」

　『えぇ、今日は検診の日なので。』

先「そうなんですか！」

　『はい！主人も行くって
　　聞かなくて…。』

先「いい旦那さんですね。私の
　　旦那なんて検診一度も行ったこと
　　ありませんよ？」

　『まぁ、お仕事とかあります
　　からね…。』

先生も子供が二人いるママさん。

先「では、気をつけて。日向葵くんと
　　葵結ちゃんはお預かりします。」

　『お願いします。』

葵「お願いします。」

先「はい。」

日向葵と葵結を預けて、
病院に行く。

あらかじめ予約してあるけれど
いろいろあって遅れることも
多々ある。

大きな病院だから仕方ない
けどね。

看「進藤さん、進藤咲さん。」

看護師さんに呼ばれ、藤先生の
診察室に入っていく。

葵も必ず一緒に入っていく。

藤「咲さん、葵先生こんにちは。
　　さっそくですが赤ちゃんを見たいので
　　ベッドに横になってもらえますか？」

　『はい。』

ベッドに横になると必然的に
葵も移動する。