(続)病弱女子とお医者様
龍「姫華ちゃんも本当は咲さんに
  甘えたかったりして…。」

 『大丈夫だろ。だって実際
  姫華の方が一番母さんと
  いるし…。そのときにしっかり
  甘えてるだろ?』

龍「そっか…。」

 『そういえば、明日の試合に
  葵結を呼ぶのか?』

龍「呼ぶさ。葵結に言っといて。」

 『自分で言えばいいのに…。』

龍「うるせぇ。」

そう言って頭をかく。

龍が照れている証拠だ。

龍「それより、お前は彩華を
  誘うのかよ?」

 『あ?んなのもう誘った。
  どっかの誰かさんと違うからな。』

龍が葵結のことを好きなように、
俺は彩華のことが好きだ。

俺は龍よりチキンじゃないから
明日試合が終わったら告白
するつもりでいる。

それからは、明日の試合について
話し合って、龍と別れた。

明日いつも以上に頑張らないとな。

そう思いながら俺は家に帰った。

【日向葵】END
< 43 / 67 >

この作品をシェア

pagetop