① オオカミさんとクマさんに。狙われた私の…
後から付いてくる…。
対峙
大神さんに殆ど支えられるようにして、私たちは居酒屋を出た。
午後は10時を回っている。
膝に力が入らない私の肩を抱いて、大神リーダーは満悦である。
ちょっと悔しいが、道行く人に振り返られて、悪い気はしない。
…この春別れた彼の事を思い出す。そう言えば私、半年ぶりの無沙汰である。
例えそれが15分で全てを終える、超省エネ型セックスであっても、当時の私には大切な潤いであったのだ。
「ばかぁ…」
思わず涙する。
察した彼は、それを人指し指で優しく拭う。
私の昂りを冷まさないように、彼は時折耳朶を軽く食んでみたりする。
…ああ、もうどうなっても構わない。滅茶苦茶にされてみたい…
彼の身体にしなだれかかった、その時だった。
「ちょっと、…ちょっと待ったあ‼」
午後は10時を回っている。
膝に力が入らない私の肩を抱いて、大神リーダーは満悦である。
ちょっと悔しいが、道行く人に振り返られて、悪い気はしない。
…この春別れた彼の事を思い出す。そう言えば私、半年ぶりの無沙汰である。
例えそれが15分で全てを終える、超省エネ型セックスであっても、当時の私には大切な潤いであったのだ。
「ばかぁ…」
思わず涙する。
察した彼は、それを人指し指で優しく拭う。
私の昂りを冷まさないように、彼は時折耳朶を軽く食んでみたりする。
…ああ、もうどうなっても構わない。滅茶苦茶にされてみたい…
彼の身体にしなだれかかった、その時だった。
「ちょっと、…ちょっと待ったあ‼」