不器用な彼が隠した2文字
◻︎彼の首元に私の青
…よし、そろそろ戻ろう。
戻ったら、みんなに冷やかされそうだけど。
戻らないわけにはいかないしなぁ。
なんて思いながら、廊下を歩いていると。
「…あれ?」
階段の上の、屋上のドアが開いているのが見えた。
…何でだろう、立ち入り禁止のはずなのに。
誰かいるのかな?
誰がいるんだろうって好奇心と、入ったことのない屋上への興味。
静かに階段を上がって、ドアの向こうを覗いた。
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◻︎彼の首元に私の青