不器用な彼が隠した2文字




「中庭のベンチとかどうですか!」


「…いいよ」




そしてまたクラスの人たちに冷やかされながら教室を出た朝比奈先輩は、盛大なため息を吐いた。



「うるせえ…」



「あ、はは…」




面倒臭そうにしながらも、一緒に来てくれる優しさだ。


なんの理由がなくても、一緒にご飯が食べられる。


彼女って素敵…!



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