不器用な彼が隠した2文字




くしゃりと自分の前髪を触るのは、困った時の癖。





冷たい彼。

ぶっきらぼうな彼。

不機嫌な彼。



だけどー…





「理生先輩のそういうところ、大好きです」




それはただの照れ隠しで。

それはただのあまのじゃくで。






「っ、あーもう、嫌いだよ。

お前のそういうところ」





「え…」





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