恋涙
誰にも相談できないから1人で抱え込むんだ。

「和也…」

目の前にいたのは和也だった。

「彩友美。梓彩なんて忘れろ。あんな奴最低ぢゃんか。俺も最初は引きずってたけど…もういいんだ」

和也…強いね。
あたしも忘れなきゃ。

「友輝とはどうなんだよ」

「もうわかんない…メールしても返事来ないの。梓彩に入れ込まれてるのかな」
「そっか…俺友輝とも話し合ってみるから、安心しろよ」

「うん……ありがと」

和也は優しいんだ。あたし…和也みたいな人を好きになれば良かったのかな。
< 57 / 70 >

この作品をシェア

pagetop