君のいる世界
「玲奈ちゃん全て好きなものを着ていいのよ」
さやさんに言われて見回すと所狭しと服や小物が並んでいる。
「あたしが決めていいんですか? 」
「もちろんよ。服にあわせて小物も決めるから。本当はミカさんが合わせたくて仕方ないけど、打合せで居ないからね」
見回した先に、あたしはあるものを見つけた。
「あれもいいんですか? 」
指差した先の物を見て、さやさんが息をのむ。
「……いいと思うわ。さあショウの準備よ」