触れたいのは彼だけ
「俺が居なきゃ困るだろ?」
「う、うん…」
「何度か浮気したのだって俺は知ってるんだからな?
だけど最終的には俺の側に戻ってくるのだって俺には分かってるんだ。
なぁ…お前のその手で俺を元気にさせてくれよ?
いいだろ?」
彼の言うとおりだった。
私は彼じゃなきゃダメなんだ。
何度か浮気をしてしまったけど、彼の触り心地が一番良くて、他の誰でもなく彼じゃなきゃダメなのは私がよくしっている。
「わかった…待ってて!」
私は机の引き出しを開けて彼の元気になる物を取り出した。