双姫 Ⅱ
類の部屋に入るのはこれで二度目。
『あれ…なんか緊張してきちゃった。』
" 次は止めないからね。"
お、思い出しちゃったよ…。
ボフンッ!と顔から湯気が出た。
『落ち着け、落ち着つくのよ…。』
ブツブツと呟きながら部屋を見回す。
ベッドに膨らみが見え、
音を立てない様に忍び足で近付く。
「…スー……スー…。」
『爆睡しちゃってますね(笑)』
規則正しい寝息を聞くとこっちまで眠くなる。
『ふわぁ〜…さっきまで勉強してたからね。』
欠伸をしながらベッドに腰掛ける。
それでも起きないから相当熟睡してるみたい。