双姫 Ⅱ


「それなら、
文句を言わせない位のレディーになりなさい。」


『え…?』


「それ程、類くんを想っているのなら。
私も琉駕と結ばれる為にそうしたわ…。

まぁ、樺沢家も財閥だから
誰も文句言わないと思うけれど…。」


そうだ。
母さんは一目惚れして結婚したんだ。


『うん!!』


「そうと決まれば支度をしましょう!!」


ドレスを持って美容室へ向かった。


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