双姫 Ⅱ


「そ、そう?なら良いけど…。」


『傷は塞がってるんだから平気だよ!』


平気じゃないのは心です!
そして、原因は類さん…アンタですよ!!


ピーピー!


ん?なんの音??


「はい、外に居る滞在時間は終了です。
朱音さん?病室に戻りましょう。」


スマホを見ながら李樹が立ち上がる。


『もうちょ…「戻りましょうね?(黒笑)」はい!』


流石、李樹さん。
黒笑に磨きがかかっております((゚Д゚))ガタガタ


『うー…うー………(涙)』


「そんなに『うーうー』言っても駄目です!」


ピシャリと怒られ、病室に強制送還されました。


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