双姫 Ⅱ
双覇side
俺らは紘先輩に朱音がパーティーに
出席する事を聞いて急遽出席する事にした。
「朱音、居るぅ~?」
「無駄に広いですからね。
面倒ですが手分けして探しますか。」
「面倒って!(笑)」
「じゃあ…俺、先に行くから。」
「ちょ、ちょ!待ってよ!
やっぱり…一人にならない方が良いかも…。」
「…類、あんま離れんな。
女共が目ぇ光らせてやがる。」
来たタイミングが悪かった。
周りがダンスパーティーに変わり始め、
慌てて壁側に寄る。
「あ!居た居た居たーー!!!!」
急に燐が叫び、ある方向を指差す。
いつもの朱音とは別人だった。
メイクをし、髪をアップにして
大人っぽい雰囲気を振り撒いていた。
周りを見るとチラチラと朱音を見ている。
そして、一人の男が近付いて行った。