双姫 Ⅱ
「うげぇ!
アイツ、朱音を口説こうとしてない!?」
遠目でしか見えない為、
なんとなくしか分からない。
「ダンスに誘っているようですね。
朱音さん、相当嫌なんでしょう。
笑顔が引き攣っています。」
「おら、類。お前の出番だろ?」
「カッコ良く決めて来い!!」
「朱音に触れる前に潰す。」
そう言って朱音の元に走って行った。
「そ、それは駄目だよぉ!」
燐の声は果たして届いただろうか…。
慌てて俺らも朱音の元へ走った。
双覇sideEND