双姫 Ⅱ


「どうしても見たかったんですって!
類がブレスレットを贈る相手を♪」


『私を…ですか?』


私は紘にぃみたいに集会に行かないもんな。

だから、他の組と会う事が無いから
顔も知られてないんだよね。


「あの人の事はまた改めて話すわね?

それで、私の息子を愚弄した貴方には
どんなお仕置きが必要かしらねぇ?」


「も、申し訳ございませんでしたー!」


瑠華さんに恐れを感じたのか、
男は脱兎の勢いで逃げて行った。


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