双姫 Ⅱ
双覇、真白side
「ねぇ、朱音遅くない…?
手洗い場ってここにあるんじゃないの??」
朱音は俺らが飯を食い終わっても
戻って来なかった。
確かに遅過ぎる。
「聞いてみましょう。
すみません、少し宜しいですか?」
「はい!なんでしょーか!!」
程良く日に焼けた爽やかな青年が振り向いた。
「ここに手洗い場はありますか?」
「それがここには無いんすよ…。
出たら少し離れてる所に小屋があるんで
そこを利用するようになってますね!」
「どれ位離れてる?」
「えーっと…歩いて十分位ですかね?」
ガタッ!
「様子見て来る。」
代金をテーブルに置き、類は走って行った。
「俺らも行くぞ!」
類と同様それぞれ代金を置き、
走って海の家を出た。
双覇、真白sideEND