双姫 Ⅱ
『コイツ…私が『双姫』だって事知ってた。』
「「「「「!?」」」」」
皆も驚いてる…私だって信じられない。
情報は流してないし、ロックもしてる。
だから…知ってる筈が無いんだ。
『類の事も知ってるみたいだし…。
一体何者なの?コイツ…。』
「俺の事は良いけど。
朱音が『双姫』だって事を知ってるのは
限られた人間しか居ない筈だよね。」
『教えそうなのは錦だけど…。
アイツは刑務所、私を連れ去る理由が無い。』
それなら一体誰が…。