双姫 Ⅱ
黒幕探し
『ただいま〜………。』
あの後、遊ぶ気になれなくて
結局お開きとなった。
帰りは流石に怖かったから
類がバイクで送ってくれたから良かったけど。
「おかえり!
あら、そんな顔して何かあったの?」
そんな顔?酷い顔してるのかな…。
『母さん…父さんと紘にぃ居る?』
「居るわよ。」
『ちょっと聞いて欲しい事があるの。』
「……分かったわ、二人共リビングに居るから。」
深刻だと感じ取ったのか
いつも陽気な母さんが真剣な顔になった。
リビングに行くと父さんと紘にぃが居た。