双姫 Ⅱ
「そうよ!
結果出たら教えてくれるって言ったじゃない!」
「俺、言ってなかったっけ?
前に「朱音に近付いたら『双覇』を潰す」って
脅した事があったんだよ。」
「俺の掟を破ったのか…?」
「違う違う!最後まで聞けって!!」
「親に対して聞けだと?」
「聞いて下さい!お願いします!!」
父さんが『神龍』の掟を作ったからね(笑)
「それで俺の言った事を
聞かなかったら合格、聞いたら不合格。
もし合格したら
朱音の居場所を教えるつもりだった。」
『勝手な事を…。』
「教える前に類が見つけただろ?
その後、全員お前の所に来た筈だ。」
『えーえ、来ましたよ。
そんで学校休んでる間に何してたか
李樹に問い詰められましたよー。』
取り調べって感じだったもんなぁ…。