双姫 Ⅱ
「まぁ〜!素晴らしいですわ!
やっぱり貴女にはドレスがお似合いです!」
『それは良かったです…。』
私は今、メイク、衣装着替え、
髪のセットを終えて最終チェックをしてる。
「百合がお好きだと聞きました!如何ですか?」
純白のドレスに
ダイヤモンドで百合が描かれている。
首にリボンをするタイプのドレス。
これってリボン解くと脱げちゃうよね(焦)
『とても素敵です。
まさか私の好みまでご存知だったとは…。』
「お母様から聞いたのです!」
母さん…いつの間に……。
「それでは行きましょう!」
カツン…
高いヒール音を響かせ、撮影場所へ戻った。