双姫 Ⅱ
「当たり前だ!
赤は俺のイメージカラーだからな!!」
『髪も部屋もバイクも赤だもんね。』
「苗字もな!」
どんだけ赤が好きなのよ…。
「赤が好きなのは良いけど正直目が疲れるよ。」
「刺激色ですからね。」
『類と李樹の言う通り。
今回は中のシャツが赤だから良いけど。
上下赤だったら流石に引くわ……。』
玲は黒、李樹は白、
燐は淡いピンク、類はネイビーのタキシード。
どれも着る人に合わせられて
コーディネートされている。
『でも、凄く合ってる!
愁斗はデザイナーの素質があるんだね!!』
「褒めんな褒めんな♪」
褒められて上機嫌の愁斗だった。