双姫 Ⅱ
想いを込めて
[さぁ!次の撮影の為に準備だ!!]
『え…まだあるの?』
もう疲れ果てました………。
「朱音さん!着替えましょう♪♪」
さっきまで居なかった星蘭社長が現れて、
私を衣装部屋へと押し込んだ。
『星蘭社長!今度は何を…?』
[仕上がってからのお楽しみです♪]
着ていたドレスを脱がされ、
訳も分からずされるがままの私。
メイク、セットも一から直し、
ドレスも着させられた。
「目を開けても宜しいですわ!」
言われた通りに目を開けると、
『え?これって……!』
ウエディングドレスを
見に纏う自分が鏡に映っていた。