双姫 Ⅱ
やっと開放され、一息つく。
「ハードな一日だったね。」
そう言って頭を撫でるのは私の婚約者。
『うん…。』
「ラブラブだぁ〜♪」
『うっさい!茶化すな/////』
ヒューヒュー!と茶化す皆を睨んだ。
「騒がせときなよ(笑)
泉川社長がシャワー使って良いって。
その髪型じゃ帰りにくいよね?」
『流石にこの髪型はね…。
てか、どんだけリッチな会社なのよ。』
会社にシャワーって。
「モデルが使用するみたいですよ。
今日の撮影は朱音さんだけなので居ませんが。」
「入って来いよスッキリして来い。」
「僕らこの部屋で待ってるねぇ〜!」
「おう!行って来い!」
『じゃあ、パパッと済ませて来るわ!』
着て来た服を持って、
私一人でシャワー室に向かった。