双姫 Ⅱ


『真白…その顔止めて……。』


私を見てニヤけてる真白。


「だってぇ…嬉し過ぎてムフフ♡」


『結婚はまだなんだから気が早いって。』


「朱音、その事で話があるんだけど。」


『何…?』


言いにくそうに言い淀む類。


「母さんが勝手に式場予約してた。」


『へ!?』


「えぇー!?まさかの結婚!!??」


「上には上が居るもんだな。」


「類の性格は母親に似たんでしょうか…。」


「楽しみだぁ♪」


「もう、準備始めてるんだ。
俺は卒業してからって言ったんだけど…。」


「電撃結婚だぁー!酒飲もうぜ!!」


いや、未成年でしょ!!


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