双姫 Ⅱ


「良し!行こっか!!」


『いつも思うけど真白ってオシャレだね。』


朝早く起きて、出掛ける準備を始めた。


「朱音は逆にラフ過ぎ!
それでも可愛く見えるから腹立つ!!」


「腹立つ」って言われちゃったよ…。


『ご、ごめん?』


「しかもスッピンでそれ!?
羨まし過ぎるー!
メイクしたらもっと綺麗になるよ♪」


ドサリと次々に出て来るメイク道具。


『いや、私は…「日焼けしたい?」いいえ!!』


大人しく真白の好きな様にさせた。


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