双姫 Ⅱ
『やっほー。』
珍しく下っ端達が集まってた。
「朱音さん!」
『疾風、久し振り。夏休みを満喫してる?
秋原達と仲良くなったんだって?』
「満喫してますよ!
秋原達は『蛇蝎』の倉庫に居る
蛇の飼育に行ってるんすよね……。」
「蛇…。」
『魁は蛇好きらしいからね。
アイツが出て来るまで生きてんのかね(笑)』
蛇の寿命ってどの位なんだろ。
「朱音さん…怒ると思ってました。」
『アイツとは話したよ。
錦とは上手く行かなかったけどね。』
「あ!秋原達に預かってたんだ!これを…。」
手渡されたのは一つの手紙。
そこには東条 魁と書かれていた。