双姫 Ⅱ


バキッ!!


「…ッ!!」


胸ぐらを掴まれ、殴られた。


「酔ってだと…?」


「…はい。」


「それで朱音さんはなんと?」


「朱音は
「言わなければ良い」と言っていました。」


「それなのに言いに来たって事?
こうなる事を分かった上で??」


「類くん男だねぇ〜?」


「朱音を大切に想う人に隠せない。
それで祝られても喜べないと思いました。」


朱音を傷付けたのに
それを無かった事にするなんて最低だ。


「良い度胸だな。後、四発耐えろよ。」


目の前に四人が立ち、俺は目を閉じた。


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