双姫 Ⅱ
「なんの事?」
『真白は知らなくて良いよ…。
私はそのままの真白が良いから!!』
「柏羅が喧嘩覚えたら手に負えなくなる。」
「それどういう事よー!」
真白を鍛えちゃったら
柏羅先生にも怒られちゃうからね。
『まぁ、落ち着いて。これ類のアルバムね!』
まだ渡してなかったアルバムを渡した。
「ありがとう。
全部は埋まらなかったんだね?」
『まぁ、好きな形に切ったりしたから
スペース空いちゃったみたいで(笑)
また撮って挟めば良いよ!』
「楽しかったけど大変だったよねぇ〜…。
朱音、ショッピングどうする?」
類がこんな状況だからかどうするか迷った。
でも、真白と二人で遊ぶなんて
今迄無かったからなぁ…。
「俺の事は良いから行って来なよ。」
「類の事は私達が見てますから。」
『うん…任せたからね!』
後ろ髪を引かれつつ、街に向かった。