双姫 Ⅱ
ショッピング
「いつ見てもデカいねぇー!
このショッピングモールも
朱音のお母さんが関係してるんでしょ?」
『うん、そうだね。
この街の建物は大抵関わってるかな?』
私達は街で最近建てられた
一番デカいショッピングモールに来た。
「さてさて!
先ずはファッションに興味無い
朱音に興味を持って貰うぞぉ〜♪♪」
あー…嫌な予感……。
『お手柔らかにお願いします…。』
それから見掛ける店を入りまくり、
全身をコーディネートされた。
『も、もう分かったから…。』
「これもこれも…全部似合うなんて!
朱音ってモデルの才能あるよね!!」
『モデルは遠慮します。』
「あ!丁度流れてる!!」
真白が指差す方向を見ると、
『うげ!!』
私がモデルとして撮られたCMが流れていた。