双姫 Ⅱ


「それでどうしたの?
何かあるから「会いたい」って言ったんでしょ?」


『察しが良い事で。』


「女の勘は当たるの!」


『えっと…実はアレがまだ来ないんだよね……。』


下腹部を押さえ、小声で話す。


「…え!?まさか妊……モガ!『声が大っきい!』」


慌てて真白の口を塞ぎ、黙らせる。


「んんー!ムググ!!!!」


『あ、ごめん(笑)』


「死ぬわ!」


だって、まだ学校前で言おうとするんだもん。
そりゃ焦るわ( ºΔº ;)


「それで、検査してみたの…?」


『恥ずかしながら
一緒に買いに行って貰おうと思いまして。』


一人で行くのはちょっと勇気がいる。


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