双姫 Ⅱ
屋上の扉を開けると『神龍』が揃っていた。
「類!
朱音がどこに居るか分かんねぇのか!?」
「すみません…。」
入って来るなり、紘先輩が類に問い詰めた。
「悪ぃ…お前だって不安なのに。
俺が取り乱しちまって。」
「いいえ…。」
「それで本題に入るけど
朱音は何も言ってなかったの?」
「どこに行くとかぁ〜。
何か変化は無かった訳ぇ〜??」
どこに行く……。
" 朱音も倉庫行くでしょ〜? "
" 今日は真白と会う事になってるんだ。
だから、パス!! "
「真白と会うって言ってたぁー!」
「玲、柏羅に電話。」
「お、おう…。」
皆の視線を浴びる中、真白に電話を掛けた。
神龍、双覇sideEND