双姫 Ⅱ


「皆に黙っててって言われました…。」


「俺にも?」


「類くんにも…。」


「なんで…俺との子だろ?」


頭を抱え、ショックを受ける類。


「戸惑ってる様に見えた。

正直、今の朱音を一人にするのは危険だと思う…。」


「お前ら、朱音を探すぞ。」


この台詞、前にも聞いた事があるな。


「私達は何度朱音さんを
探す羽目になるんですかね?」


「さぁな、これで最後にして貰いたい。」


アイツが居なくなる=悪い事が起きる


「類、藤先からの伝言です。

必ず朱音を探し出せ、さもないとぶっ殺す。
だそうですよ?」


「言われなくても探し出すさ。」


これで何度目かの朱音搜索が始まった。


神龍、双覇、真白sideEND


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