双姫 Ⅱ


しかも私と同じ歳に身篭るなんて。


『血は争えないって事か…。』


お腹を摩り、まだ小さい命を実感する。


「だから!捨てたんじゃないの!!」


『…私達を産んで後悔してる?』


ずっと聞きたかった。


「してないわ、私の子供なんだから…。」


『それ聞いて安心した。
私も母親になる決心が付いた。』


私と蒼空は愛されてたんだ…。

なら、私だってこの子を愛せるよね?


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