双姫 Ⅱ
「私は朱羽で、こっちは蒼月です。
因みに朱音は母の名前ですけど。」
「は、母ぁ!!??」
この双子を見た所、歳は中学生位。
って事は…いつ産んだんだ!?
「母に何か用ですか?」
「あ、あぁ。」
「じゃあ、中で待って下さいぃ〜♪
もう直ぐ帰ると思うんで!」
「ちょっと!勝手に!!」
『蒼月』と名乗る子に腕を引っ張られ、
少々強引に中に入れられた。
カチャ…
「…どうぞ。」
「あ、ありがとう。」
お茶を出され、ありがたく頂く。